アーキファクトの家づくりhouse

人はどうして家をつくるのでしょうか？
私が40年前大工になった時から持ち続けている疑問です。
アパートや借家でもいいのでは。持ち家にこだわるのはどうしてだろう？

私には、こんな疑問が解けるわけがありません。
毎日親方に言われるがまま一つの駒のように動いていました。
それでも上棟式の時、お施主様の誇らしげな顔や完成した時に「いい家をつくってくれてありがとう」と声を頂いたときは、お施主様の「幸せ」を感じることができました。
今思うと、家という器が持てる喜びからお施主様は幸せを感じたのかもしれません。
きっとそれで良かったのです。
家は器。そして、その人を測るものさし。集大成。

40年前はそれで良かったのでしょう。
しかし、今は20代からの若い人たちが家をつくります。
決して集大成ではありません。これからがスタートです。
長い間住宅ローンと付き合って、家族を守りながら生きていきます。何年経っても誰もが居心地のよい場所、幸せになれる空間が必要です。
私は家づくりの先にあるお客様の幸せな毎日がみられれば幸いです。